べっ甲を磨こう!

こんばんわ⤴ 『山梨で創業118周年、子供メガネ・シニアメガネ・補聴器はお任せ下さい。』 セイビドーリバーシティ店のSS認定眼鏡士の市川です😃 今回はべっ甲のフレームの磨きという作業をご紹介いたします。 まず、べっ甲とはなんぞや? 鼈甲(べっこう)とは、 南方の海に生息するタイマイ(ウミガメの一種)の背と腹の甲を構成する 最外層の角質からなる鱗板を10枚程度に剥がして得られる工芸品の素材である。 色は半透明で、赤みを帯びた黄色に濃褐色の斑点がある。黄色の部分が多いほど価値が高い。 現在では希少価値のほか、プラスチックとは異なる軽い質感を求めて鼈甲製品を購入する客層は多い。 タイマイという亀は現在 絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約ワシントン条約)によって貿易が禁止されている。 (ウィキペディアより) つまり、希少な種類のウミガメの甲羅です。 その性質は、無機質のセルフレームとは違い 生物独特の肌馴染みの良さが特徴です。 ただし、汗や整髪料に弱いので、乾拭きで磨くなどのお手入れは必須です。 そして、虫に食われます。 タンスの中にしまっておいたべっ甲のメガネが虫に食われて穴が開いていたなんて話を お客様から聞いたことがあります。 と、能書きはこのあたりでおしまいにして💧 早速作業工程のご紹介💡 まずは 長年お使いになられて、艶を失ってしまったべっ甲 RPGywm3FYBcVXtV1380964514_1380965045.jpg はい、分かりづらいですね! 少し寄りますと、こんな感じ ZiNhyknpFIFSKuA1380965198_1380965338.jpg その内側はまるで肌荒れを起こした思春期の少年のお肌のよう xMxWBM84X3yYOqV1380965423_1380965588.jpg まずは、この白っぽい部分やガッサガサの部分を粗めの紙やすりなどで落とします。 高価な物なので、緊張しながら・・・((((;´・ω・`))) はい、こんな感じ bNzTA1UsfGDWp601380965667_1380965679.jpg 内側はこんな感じ 4zi9baLF9J_xVmy1380965713_1380965723.jpg これに、もっと目の細かい紙やすりをかけていきます。 はい、こんな感じ dUaAmuH2xv9k0he1380966159_1380966186.jpg ここまでの工程を丁寧に行っていれば あとの磨きの作業は終わったも同然 バフと呼ばれる機械でまんべんなく磨きます すると こんな感じ❗ ✨ なんということでしょう あの白っぽく艶の消えてしまったテンプルが こんなにピカピカに⤴ GqwMHD156hfBPfm1380966290_1380966421.jpg 内側はこんな感じ‼✨ yA6HH8MKviNgBVF1380966504_1380966532.jpg 見事に艶が蘇りましたね✨✨ 写真を追うだけでも時間がかかったと思いますが べっ甲磨きって、とても手間のかかる作業なのです😵 手間をかけた分だけ この艶を見ると、嬉しくなりますね😃 市川でした