オシャレなフチなしメガネを作ろう
こんにちは
山梨で創業121周年
メガネ・補聴器のセイビドー本店のSSS認定眼鏡士の市川です
あ~~~~
寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い
寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い
寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い
寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い
朝起きて、新聞と牛乳を持ちに行くのが私の日課なのですが
今朝の牛乳瓶の冷たさが尋常じゃなかったです
11月も今日で終わりいよいよ冬本番ですね
そして年末へ・・・
ちなみに『持ちに行く』というのは山梨の方言で
標準語では『取りに行く』だそうです
でも、実際にその手に『持ち』に行くわけですから
『持ちに行く』で良いんじゃないかな?って・・・
はい、どうでもいいですね☆
さて
前回の依田のブログではナイロールというメガネの製作過程を紹介していましたね
こうなると
後輩よりもすごい加工を紹介したくなるのが
意地悪な上司の鏡、市川です
そんなわけで今回作るのはこちらです
デデドン!
(元のフレームを撮り忘れるスタイル)
タイトルにもある通り
今回はフチなしのメガネを作りました。
二ヵ所に穴を空けて作りますので、ツーポイントなんて呼ばれています。
我々の業界ではそれを省略して、『ツーポ』と呼ぶことが多いです。
せっかくなので
このブログでは『ツーポ』と称させていただきます
決してフチなしメガネといちいち打つのが面倒なわけではありません
イイネ?(´・ω・`)
さて、先ほどの写真をよ~く見ると
レンズの左上、左下にカットが入っていますね
そこがとってもオシャレです
今回の加工のポイントのひとつですね
もう一点お客様からの要望で
レンズを4㎜大きく作って欲しいと受付用紙にビシッと書かれておりました
これもツーポの魅力の一つ
最近は大きなフレームが少なくなりましたから
ツーポならレンズサイズの許す限り大きく作る事が出来ます
実際に先ほどのレンズを4㎜大きくしたレンズがこちらです
デデドンン!!
すごく・・・大きいです・・・
前置きはさておき
早速作っていきましょう
まずはレンズを機械で削ります
削りました
おや、レンズ袋に今回加工したレンズの名前が書いてありますね
このレンズは東海光学様のルティーナというレンズで
網膜を守るルテインという栄養素を減らさないようにと守ってくれる
眼の健康を考えた新しいレンズなんですよ
さらに、多くのお客様に好評いただいている
歪みの少ない脳科学遠近両用レンズセルヴォをお買い上げいただいております
さぁ、キッチリとCMも挟みましたし
工程を進めましょう
レンズを削ったら今度は磨きですね
磨く前のレンズはこんな感じ
せっせと磨くと
こんな感じです
レンズ磨き職人の依田に言わせるとまだまだですねなんて言われそうですが
一応私なりに依田の仕上がり目指して頑張りました
ルティーナ独特のブルーの感じと、レンズカラーのブリーズブルーがマッチして
とても綺麗ですね
側面の磨きが終わったら
いよいよ表面のカットです
まずはカットのデザインをします
しました
黒い部分を削ります
削りました
削った部分は白っぽくなってますね
今度は削った部分を磨きます
磨きました
(なにこの持ち方・・・)
左のレンズも同じように磨いてカットして磨きます
これを左右同じように作るのが難しいんです
これは何度も練習をしました、はい
自分で言うのもなんですが
角度や力加減を絶妙にコントロールします(出来ない)
そんなわけで
こちらが仕上がった左レンズです
うん、だいたいおんなじ感じですね?ね?(ニッコリ)
ここまでやって初めて穴を空ける作業へ移ります
先に穴を空けてからでもイイかもしれませんが
どちらの作業工程でミスしても心へのダメージが大きい事に変わりありません(震え声)
さぁ、工程に戻りましょう
右レンズの鼻側に穴を空けてフレームにセットします
しました
やはり4㎜大きいと随分違いますよねw
左のレンズの鼻側にも穴を空けてフレームにセットします
しました
実はこのフレームで難しいのはここまでです
鼻側のパーツのネジが固定されているタイプだったので
穴位置が見づらい上にハッキリと決めづらいんですね
ですが
作るのが難しいだけあって写真のようにネジの頭がありませんから
よりスッキリとしたデザインが活かせますね
後はもう耳側に穴を思い切ってボン!ボン!!と空けて
残りのフレームをセットすれば
出来上がり
ね?簡単でしょ?(難しい)
加工という仕事には必ず正解があるから好きだった
こういう手の込んだ加工をしていると
定年退職された上司がそう言っていたのを思い出します
その方の加工はとても丁寧で、仕上がりもしっかりしていたと記憶しています
私も、この加工という分野の仕事が好きです
お作りしたメガネがお客様にとって大切なメガネになる事を祈りつつ
今回のお話はおしまいにします
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