白内障って何??

創業122周年 メガネ・補聴器のセイビドー 視能訓練士の輿石 あやかです 皆さん、白内障ってご存知ですか 若い人はあまり聞き慣れない言葉かもしれないですが、年配のご家族様が霞む、ぼやける、眩しいなどと言っているのを聞いたことはないでしょうか? 今回はそんな症状が起こりやすい白内障について簡単に触れていきたいと思います。 白内障は眼の中にある、カメラのレンズのような役割をしている「水晶体」という部分が濁るために起こるものです。 ブログ用写真.png 霞む、膜がかかったような感じがするというのはこの濁りからくるものです 眩しいという症状に関しては・・・ 霧の中で車のライトをつけると光が乱反射してとてもみにくくなりますよね 霧に光が当たると、、 霧画像.jpg 外からの光が白内障のある眼の中に入るときにも同じことが起きています。 そう考えると想像しただけで眩しくて見にくそうですよね 私も特殊な白内障が体験できるようなレンズをつけて歩いてみたことがありますが、 霧が常にかかった感じで歩きづらかったのを覚えています。 ここまで症状をみてきましたが、ぼやける、霞むといった症状は白内障だけに起こるわけではないため、 症状だけでの自己判断は危険です。 診断は眼科で医師の診察を受ける必要があります 眼科医は診察時、眼の中の水晶体を直接見ることが出来るので白内障かどうかの判断がつきます。 眼鏡店では視力検査は出来ても眼の中まで見ることは出来ないので、 症状がある場合はまず眼科に行くことをお勧めします 症状を感じて、眼科で診察を受けて、その後は治療になります 白内障の治療というと治すには手術が必要です。 手術、というとなんだか怖い印象がありますが、、 今は昔に比べ機械や手術方法も発達し、通常15分程度で手術でき日帰りも可能になっています とは言えリスクが無くなったわけではなく、感染症や炎症などの可能性もあるため 手術を行う時期や日帰りで出来るかは眼科医の判断になります。 ※手術時間も個人差があり、他に疾患を抱えている方は長くなることもあります。 今はまだ手術する時期ではないと判断された方は恐らく目薬での治療になります👀 現在使われている目薬だと、白内障の具合を良くして視力が回復するというものはありません。 あくまでこれ以上なるべく進行を遅らせるため、予防の意味で処方されます。 そこでその時の最善の見え方にするために大切なのが眼鏡です 霞みは完全にはとれませんが、白内障になると度数も変化することがあります。 度数や目の幅、眼鏡の大きさなどしっかり合わせた適切な眼鏡を使い、 楽になるようならカラーもいれるようにすると少し見え方が良くなるかもしれません セイビドーは地域の眼科と連携しておりますので何かご質問等あればご連絡ください 場所によっては眼科に併設されている店舗もございますので、その場での注文が可能です この知識がブログを見て下さった方のお役に立てますように・・・。 次は名前は似ているけれど全く違う病気の緑内障について触れたいと思います 以上、輿石でした