読書を助ける拡大読書器のご紹介

 

山梨で愛され続けて124年。

 

 

眼鏡・補聴器のセイビドー認定眼鏡士SS清見です。

 

 

 

全世界で猛威を振るう新型コロナウィルスについての情報が、毎日報道されています。

 

 

 

イベント等は開催を中止されたり、なるべく外出を控えたりと、大変な状況になっていますね。

 

 

 

外出を避け、ご自宅で時間を過ごされる方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

私は読書が好きで、最近の休日は部屋で小説を読んでいる事が多いですね。

 

 

 

今回の記事では、『読書』を助ける道具をご紹介したいと思います。

 

 

 

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拡大読書器

 

 

こちら『拡大読書器』と呼ばれる機械です。

 

 

 

 

価格はだいたい20万円くらいする高額な器械なのですが、『視覚障害者手帳』をお持ちの方は市町村で補助が受けられ、だいたい1割くらいのご負担で購入が可能です。

 

 

 

 

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この様に画面に映した書類を拡大してご覧になれます。

上の画像は文字を白抜きにして背景を黒くしたカラーで見た画像です。

 

 

 

どれくらい拡大出来るかは、機種によって異なりますが、上の画像の据置のタイプですと、約3倍から50倍まで拡大率を変化させられます。

 

 

 

 

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こちらは別の機種でフルカラーで表示した画像です。

 

 

 

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この様な持ち運びが出来る携帯タイプもあります。

 

 

 

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据置型と比べて最大拡大率は低くなりますが、出先で何かご覧になりたい場合は有効な方もいらっしゃいます。

比較的視力障害の程度が良い方向けかもしれません。

 

 

 

 

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私は普段眼科で眼鏡の販売をさせていただいているのですが、

 

 

この様な器械の存在を知らない方も多く、また知っていても補助が出る事を知らない方も多くいらっしゃいます。

 

 

 

こちら

ja.wikipedia.org

にも規定が掲載されていたので、どうぞご覧になってみてください。

 

 

 

読書は人生を豊かにしてくれると思います。

 

 

 

私は小学生の頃から小説を読むのが好きで、現在も趣味のひとつになっています。

 

 

 

人間が外界から受け取る情報の90%ほどは『視覚』によってもたらされると言われているそうです。

 

 

 

読書が好きだけど見えないから読めなくなった、という方は眼科では多くいらっしゃいます。

 

 

 

この様な器械がある事を知ってもらいたいと記事にしてみました。