オーダーメイド補聴器の作り方

こんにちは

オプトメトリストと認定補聴器技能者の森澤です。

 

今回はオーダーメイド補聴器を作るために使う

耳型を採る手順を紹介したいと思います。

 

オーダーメイド補聴器はコロナウイルスが流行して

マスク生活が日常になってから人気が再燃しています。

マスクのゴムやメガネのツルが耳かけ型の補聴器だと

どうしても煩わしく感じてしまうのが理由ですね。

 

手順は
1.耳型を採ってもよい耳なのか確認する。健康状態や手術歴の有無など

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2.スコープで耳の穴の中を観察する。現在の耳の状況や太さ曲がり方などを確認

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耳の中の状態を確認する「スコープ」

3.綿球をつめる。印象材が奥に流れ込まないようにするストッパーです。

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4.印象材を流し込み固まるまで5分くらい待つ。

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5.ゆっくり空気をいれながら抜き取ります。

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出来上がった耳型

 

耳の型を上手に採るコツはたくさんの耳の穴を覗くことだと思います。
十人十色で太さも曲がり方も様々なんですよ。

 

※補聴器は写真の耳型を基に作ったものではありません。あくまでイメージです。